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寺井の魅力 世界に動画で 英語など4カ国語 今月末配信へ

2021年6月3日 05時00分 (6月3日 05時03分更新)
旧北国街道の町並みを動画撮影するブシマキン・バジムさん(右)とアナスタシアさん(左)=能美市寺井町で

旧北国街道の町並みを動画撮影するブシマキン・バジムさん(右)とアナスタシアさん(左)=能美市寺井町で

  • 旧北国街道の町並みを動画撮影するブシマキン・バジムさん(右)とアナスタシアさん(左)=能美市寺井町で
  • 住職の許可を得て本堂を動画撮影するブシマキン・バジムさん=能美市寺井町の称仏寺で

能美市国際協・バジムさん夫妻制作 外国の人に旅気分を


 能美市国際交流協会は、同市寺井町の旧市街地を紹介する動画を作っている。日本語のほか英語やロシア語など四カ国語の翻訳字幕と吹き替え版を用意し、今月末に動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信する。コロナ禍で来日がまだ難しい外国の人たちに、動画を通じて旅行気分などを味わってもらえればと期待する。 (平井剛)
 動画を制作しているのは協会職員のブシマキン・バジムさん(37)=ロシア出身、金沢市在住=と、県内で外国人向けの観光ガイドなどを務める妻のアナスタシアさん(38)。
 昨春以降、コロナで来日できなくなった外国人のために、アナスタシアさんが兼六園や那谷寺などの観光地から自身の会員制交流サイト(SNS)でライブ配信したところ、ロシアや米国、イスラエルなど各国からアクセスがあった。SNSのフォロワーも六百人から二万五千人に急増し、コメント欄には好意的な意見が寄せられた。
 これに触発されたバジムさんも、今年三月に寺井町の旧市街地から「オンライン寺井散歩」と称したライブイベントを実施。撮影動画はロシア語にしか対応していないが、協会の公式ユーチューブチャンネルから見ることができ、約五百五十回視聴された。
 二人は寺井町の歴史や文化をさらに詳しく紹介しようと、地元の活性化に取り組む「てらかつ協議会」に協力を求め、新たな動画を作ることにした。
 五月二十八日に町内で撮影が行われ、協議会メンバーの庄川良平さん(74)、卯野修三さん(62)、河村良平さん(77)がガイドで同行。協議会が四年前に作ったマップを基に、寺井図書館を起点にした二・二キロの周回コースを歩きながら、旧北国街道の町並みと遺跡や建造物などを撮影した。
 アナスタシアさんは「外国人にとって日本はハイテク製品のイメージが強く、近代的な街を想像する人が多い」と指摘。バジムさんは「日本の地方には美しい自然と豊かな歴史や文化があることを知ってもらいたい」と述べた。
 協議会と寺井町町会の会長を務める北野勉さん(69)は「寺井町を世界にPRしてもらえるのは大変ありがたい」と感謝。旧北国街道沿いには今も風情ある町家が残り、「コロナが収束したら多くの外国人が町歩きを楽しんでほしい」と話した。

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