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食、恐竜、歴史ブランド磨き 県都にぎわい創生協 8事業取り組む

2021年6月2日 05時00分 (6月2日 09時40分更新)
2021年度の事業活動を確認した第2回会合=福井市の福井商工会議所ビルで

2021年度の事業活動を確認した第2回会合=福井市の福井商工会議所ビルで


 二〇二四年春の北陸新幹線県内開業を見据え、JR福井駅周辺のまちづくりなどを官民で協議する「県都にぎわい創生協議会」の第二回会合が一日、福井市の福井商工会議所ビルであった。市民、観光客が共に魅力を感じるまちを目指し、先行して八事業が動きだす。中央大通りでの歩行者空間の拡充や大型駐車場のサービス共通化で回遊性を高め、「食」「恐竜」「歴史」など福井ブランドの磨き上げにも取り組む。
 協議会は昨年七月、同商議所の提言で発足。杉本達治知事や東村新一・福井市長、八木誠一郎会頭ら委員六人で構成。新型コロナウイルス禍の中、下部組織の二つの部会で課題を洗い出し、議論を重ねてきた。
 エリアマネジメント部会は▽中央大通りのにぎわい創出▽足羽川周辺の通年型にぎわいの醸成▽大型駐車場の一体的なサービスの検討▽実践型ワークショップなど、新たな価値を生み出す取り組み−を提案した。中央大通りでは、国の「歩行者利便増進道路」制度を活用した歩行者空間の拡充を計画。十月に社会実験を行う。
 新幹線開業準備部会の提案は▽越前おろしSOBAR▽ウェルカム恐竜 増殖▽美と福の歴史 見える化▽二次交通 エンタメ化−の四プロジェクト。越前おろしそばと地酒を楽しめるSOBAR認定制度の創設や、駅周辺での恐竜オブジェの追加などを目指す。
 大阪延伸に向けた中長期的なグランドデザインは、人口減少時代の活性化策も加味して来夏に発表する方針。十年後、二十年後の将来像を「価値創造コミュニティの中枢」と設定した。この将来像やグランドデザインを念頭に、両部会の意見を集約し、二四年春までの事業や課題を整理した実施計画も策定する考え。
 終了後、座長の八木会頭は「やる以上は、持続的に収支が合う事業にしなければならない。その全体的なスキームをつくるのはわれわれ民間の仕事。行政と連携し、各部会やワーキンググループで取り組む」と語った。 (北原愛)

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