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理想の知事は橋下さん、渋沢翁

2021年6月1日 11時43分 (6月1日 11時43分更新)
 静岡県知事選(六月三日告示、二十日投開票)を前に、ユースク取材班が無料通信アプリLINE(ライン)で理想の知事を聞いたところ、二百六人から回答が寄せられ、元大阪府知事でコメンテーターとしても活躍する橋下徹さんが最多の十五票を集めた。 (高橋雅人)
 「現実の立候補予定者は除く」との条件で質問し、自由に名前を挙げてもらった。無効などの回答もあり、人名を挙げた有効票数は百六十。橋下さんを推す理由では「大事な決断を迷わずしてくれそう」「国にも、ものが言える」など。その発信力や実行力を評価する意見が多かった。
 二位は二〇二四年度からの新一万円札の図柄に決まり、NHK大河ドラマの主人公としても話題の渋沢栄一で十三票。約五百の会社の設立と六百以上の社会公共事業や福祉・教育支援に関わっており、「経済に明るい」「私利私欲がない」との理由が挙がった。
 三位は、静岡ゆかりの徳川家康で八票。長く浜松城や駿府城を居城とし、「静岡を愛した家康が今生きていたら、どんなかじ取りをしたのか」との声が寄せられた。田中角栄元首相と東京都の小池百合子知事、元宮崎県知事の東国原英夫さんが五票で続いた。
 サッカー王国らしく、中山雅史さんら県出身のサッカー選手を挙げる人も。金原明善や清水次郎長ら地元ゆかりの人物のほか、テレビドラマ「3年B組金八先生」の主人公・坂本金八、「六十代の鈴木修さん(スズキ会長)」といった意見も少数あった。
 一方で「特になし」「思い浮かばない」との回答も十一人。具体的な名前は挙げずに「県民のことを第一に考える人」「他人の幸せを自分の幸せと思える人」などの要望もあった。
 静岡文化芸術大の加藤裕治教授(メディア論)は「橋下さんは元政治家というだけでなく、白黒を明確にする物言いが特徴。はっきりしない政治への不満があるのでは」と分析。「回答には歴史上の人物も含めてばらつきがあることから、未来を託せる政治家やそのイメージが定まっておらず、理想の知事が不在であるとも感じる」と指摘した。
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