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キッチンカーに再起の夢乗せ 左半身まひのシェフ、ネット支援募集へ

2021年5月31日 16時00分 (5月31日 16時00分更新)
障害と向き合いながら、フレンチのキッチンカーを走らせたいと意気込む多田幸則さん=長野県飯田市で

障害と向き合いながら、フレンチのキッチンカーを走らせたいと意気込む多田幸則さん=長野県飯田市で

 左半身まひの障害がある長野県飯田市のフレンチシェフ多田幸則さん(55)が、家庭や公園に出向いてフランス料理を提供する「横付け」式のキッチンカーを始めようと、クラウドファンディング(CF)の準備をしている。早ければ年内にも地元で始動し、新型コロナウイルス感染拡大が落ち着けば、県外にも活動を広げる予定。「コロナ禍で気持ちが沈みがちな中、多くの人にささやかな幸せを」。そんな願いを乗せて街中を走る日を思い描く。 (寺岡葵)支援ページはこちら
 多田さんはフランスや東京のレストランで修業した後、二十六歳の頃に帰郷し家業の日本料理店を継いだ。
 ただ「いつか自分のフレンチレストランを」との思いを諦めず、二〇一〇年十月、飯田市で念願のフレンチレストラン「リエルグ」を開業した。
 一五年五月、自宅で家族との夕食時、突然かみ合わせが悪くなりろれつが回らなくなった。病院に駆け込むと、脳出血だった。入院後、左半身が動かなくなった。軌道に乗っていた店はやむなく閉店。「もう現場に立てないのか」。病院のベッドで涙した。
 半年間のリハビリで、つえで歩けるまでに回復した。ただ左手の自由はきかず、退院後は自宅で家族の料理を...

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