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「豊田市モデル」で接種加速 トヨタが「生産方式」応用

2021年5月31日 05時00分 (5月31日 05時01分更新)
トヨタ自動車の「カイゼン」部隊が作った案内板が設置されたワクチン接種会場=30日、愛知県豊田市で(大橋脩人撮影)

トヨタ自動車の「カイゼン」部隊が作った案内板が設置されたワクチン接種会場=30日、愛知県豊田市で(大橋脩人撮影)

 トヨタ自動車などの民間企業が、会場設営や物品輸送に協力する新たな枠組みでの新型コロナウイルスワクチンの集団接種が三十日、愛知県豊田市で始まった。自治体や医療従事者の負担を大幅に軽減できる独自の「豊田市モデル」として発信し、接種を促進する狙い。国内のワクチン接種に民間企業が関わる例では、会場提供や産業医派遣など部分的な協力はあるが、仕組みづくりから現場の運営に人員を投入して手がけるのは全国的にも珍しい。
 豊田市は高齢者十万人を含む二十五万人を接種対象とし、四割を集団接種でまかなう計画だが、会場確保が難しい地区を中心に、トヨタに協力を要請した。
 トヨタは、市南部にある工場の厚生施設など、四つの会場を提供。さらに、「トヨタ生産方式(TPS)」として知られる人や物がスムーズに流れる工場運営やものづくり力を生かし、来場者の滞留が起きにくい会場レイアウトや案内板づくりも担った。産業医や看護師だけでなく、会場の運営要員や通訳も含め、十二月までに延べ五千人を無償で派遣する。一日に最大三千人が接種できる。
 また、マイナス六〇度以下での保管が必要な米ファイザー社製ワクチン輸送は、ヤマト運輸が担う。ワクチ...

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