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【ロッテ】佐藤都モヤモヤ払うプロ3号 先輩のアドバイスで切り替え

2021年5月30日 21時30分

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ソロを放ったロッテ佐藤都

ソロを放ったロッテ佐藤都

◇30日 ロッテ7―1広島(ZOZOマリン)
 ロッテの佐藤都志也捕手(23)がモヤモヤを払拭(ふっしょく)する今季1号アーチを放った。3点リードの4回1死走者なしで広島の2番手左腕・高橋樹也投手の内寄りへのストレートを捉え、高々と打ち上げた打球を右翼スタンドの最前列へと運んだ。入団1年目だった昨季は2本塁打を記録しており、プロ通算では3発目だ。
 先発で送り出した井口監督の期待に応えようと必死だった。この日を含めて10試合連続で先発マスクをかぶったが、広島との3連戦初戦となった28日の試合では凡ミスを連発した。二塁への悪送球のほか、投球を2度、後ろにそらすなど守備で苦しみ、チームも黒星だった。
 28日の試合について「正直、気持ちを切り替えるのは難しかった。やっぱり1球そらしたりすると『今日もか』というのが自分の中にあるんですけど。でも、今この現状で自分がマスクをかぶらしてもらっているってことは、要(かなめ)じゃないですけど、キャッチャーっていうポジションは勝敗を左右するポジションなので、自分がへこんでいても駄目です」
 悩む佐藤都を見かねたプロ11年目の先輩・江村直也捕手(29)から試合前にこんなアドバイスを受けたという。
 「終わったことは仕方ないから、次、勝てるにはどうしたらいいかを考えろ」
 そんな言葉が自身の心の琴線に触れたようで「すごい救われました。いちいち気にして、143試合全部でマスクかぶったときに(常に)一喜一憂していたら絶対に駄目。切り替えて、できることをやればいいんだよ、と。コーチとも話をする中で『こうした方がいいよ、ああした方がいいよ』というのが自分の中でも生きていると思います」。いわば鈍感力の重要性をかみしめることができたという。
 今は自身をアピールする絶好のチャンスでもある。正捕手の田村龍弘が4月27日の西武戦で左太ももの肉離れを起こして戦列を離脱し、柿沼友哉も新型コロナウイルス感染で出場選手登録を抹消されたことで、佐藤都が先発で起用され、同期入団の佐々木朗希投手の登板した2試合でもバッテリーを組んだ。
 東洋大から2020年にドラフト2位で入団したが、チームから打力も評価され、上位で指名された。井口資仁監督(46)もこの日の試合後に「彼は『打てる捕手』。もっともっと打てるはず。捕手とバッティングというのは難しいとは思うが、こんなチャンスはなかなかない。これをものにするかしないかは本人次第。ぜひ頑張ってもらいたい」と鼓舞した。
 先発マスクはこの日で今季15試合。24試合の田村に次ぐ数字だ。守備でミスを重ねた翌日の練習からブロックやワンバウンドの捕球動作を入念に繰り返しており、黙々と自分の仕事に打ち込む。

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