井岡一翔へJBCが「お詫び」 公式HPに「名誉が著しく傷つく結果…大変申し訳なく」【ボクシング】
2021年5月28日 23時36分
日本ボクシングコミッション(JBC)が、4月末の週刊誌報道が発端となったWBOスーパーフライ級王者、井岡一翔(32)=Ambition=の薬物違反疑惑騒動について、28日までに公式ホームページに「お詫び」として文書を掲載した。
27日付の永田有平理事長名義で、昨年大みそかの同級タイトル戦でずさんなドーピング検査を行い、その情報が流出して井岡が薬物違反したとのイメージが持たれたことについて、「名誉が著しく傷つく結果となり、かつ、ご家族及び関係者の皆様には多大なご心労をおかけし、大変申し訳なくお詫び申し上げます」と全面的に謝罪。対戦相手の田中恒成(畑中)ら関係者、ボクシングファンに「多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことについてもお詫び申し上げます」とした。
JBCは今回の薬物検査で、検体の保管やB検体の保持などについてミスを重ねていた。検査結果は検体が腐敗していた可能性があり、第三者からなる倫理委員会は「検体中に禁止物質が存在したと認定することは困難である」と結論。JBCはこれを受け「井岡選手が制裁規定に違反した事実はありませんでした」との裁定を下した。国際統括団体のWBOにも報告し、承認をもらったという。
だが、今回のケースでは倫理委員会の結論が出る前に検査結果などが一部の週刊誌に流出。井岡に対するイメージが大きく損なわれた。JBCは手続きのミスについても「今回のようなことを二度と繰り返さぬよう、JBCにおけるドーピング検査体制、情報管理などを早急に改善いたします」と記した。
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