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伊勢神宮外宮に金沢おでん奉納 「近江町 元気に」願い込め

2021年5月29日 05時00分 (5月29日 10時32分更新)
伊勢神宮外宮に奉納した金沢おでん=金沢市のいっぷくやで

伊勢神宮外宮に奉納した金沢おでん=金沢市のいっぷくやで

  • 伊勢神宮外宮に奉納した金沢おでん=金沢市のいっぷくやで
  • 五郎島金時などが使われたプリン=同市のおさつスイーツ工房おいも家で

白山の会社 五郎島金時プリンも

 金沢市の近江町市場で飲食店を経営する「かち組カンパニー」(白山市)は、衣食住、産業の守り神が祭られている伊勢神宮豊受大神宮(とようけだいじんぐう)(外宮(げくう))に、金沢おでんと加賀野菜のサツマイモ「五郎島金時」を使ったプリンを奉納した。新型コロナウイルスの影響で売り上げが激減する中、本田清成社長(51)が「近江町市場を元気に。そして、コロナの一日も早い終息を」と願いを込めた。 (村松秀規)
 奉納したのは、同社が近江町市場で経営する「いっぷくや」の金沢おでん八種(真空包装)と「おさつスイーツ工房 おいも家」のプリン三種。五月中旬に伊勢商工会議所(三重県伊勢市)を通して宅配便で送り、納められた。
 県外で飲食店を営む知人から聞き、伊勢神宮外宮への商品奉納を決めた本田社長。低迷する市場の現状を憂い「少しでも明るい話題をつくれたら」という思いもあった。
 おでんに使う厚揚げや赤巻、ふかし、車ぶなど、食材のほとんどは市場の商店から仕入れている。「地元の食材、料理を全国に発信したい」と本田社長。もちろん、地元の人にも味わってほしいと思う。
 二十七日午後、市場内の客足はまばらだった。アーケードを眺めたいっぷくや店長の石野心平さん(26)が「だいぶお客さんが減っていて厳しい」と嘆く。昨年の売り上げは前年比マイナス95%。近く、金沢おでんの通販を始める。奉納を機に、「少しでも良い方向にいけば」と話した。

【メモ】伊勢神宮豊受大神宮(外宮)=内宮の天照大御神の食事をつかさどり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されている豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祭っている。希望すれば伊勢商工会議所を通じて食品の奉納ができ、収納書や奉納証明書が発行される。


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