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鬼瓦に託す事故撲滅の願い 安城の中1生一周忌を前に設置

2021年5月28日 16時00分 (5月28日 16時03分更新)
遺影の前には好きだった「鬼滅の刃」のグッズや菓子が供えられている=愛知県安城市榎前町で

遺影の前には好きだった「鬼滅の刃」のグッズや菓子が供えられている=愛知県安城市榎前町で

  • 遺影の前には好きだった「鬼滅の刃」のグッズや菓子が供えられている=愛知県安城市榎前町で
  • 家族の思いを刻んだ鬼瓦の背面
  • 鬼瓦に詩を刻む加藤大翔さんの家族=愛知県高浜市青木町で
 「中学校で新しい友達をつくる」。家族に笑顔でそんな話をしていた愛知県安城市の安城西中学一年、加藤大翔(ひろと)さん=当時(12)=は、入学から二カ月後の昨年六月、登校中に大型トラックに巻き込まれて亡くなった。「悲劇を繰り返さないで」と願う遺族らの思いを酌んで、地元では鬼瓦の制作が進んでいる。一周忌を前に中学校に置かれ、登校する生徒たちを見守る予定だ。 (四方さつき、写真も)
 「大翔君に届け! 事故を断つ西中の刃!」「大翔君はいつまでも西中の一員!」。制作中の鬼瓦の側面には、同級生らのメッセージが彫られている。
 事故当日、松永博司校長(52)は父二郎さん(46)から「大翔の死を忘れず、事故撲滅につなげてほしい。そうすれば、十二年しかなかったあいつの人生に意味を持たせてやれる気がする」と託された。
 松永校長は、人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」が好きだった大翔さんを思い、生徒たちの守り神にもなればと、山本鬼瓦工業(同県高浜市)に鬼瓦の制作を依頼。鬼師(鬼瓦職人)の山本英輔社長(45)は昨年秋、「鬼滅の刃」の限定グッズ開発に取り組んだ経験があり、快諾した。
 二郎さん(46)や母正子さ...

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