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【独自】美浜の杉本美術館、閉館へ 名鉄「役割を終えた」

2021年5月28日 05時00分 (5月28日 05時02分更新)
赤レンガが美しい杉本美術館の外観=愛知県美浜町で

赤レンガが美しい杉本美術館の外観=愛知県美浜町で

  • 赤レンガが美しい杉本美術館の外観=愛知県美浜町で
 名古屋市出身の画家杉本健吉氏(一九〇五〜二〇〇四年)の作品を常設展示する「杉本美術館」(愛知県美浜町)について、運営する名古屋鉄道が閉館に向けて最終調整をしていることが分かった。来週、杉本氏の作品を所有する財団の理事会を経て正式決定する。
 杉本美術館は一九八七(昭和六十二)年、名鉄知多新線沿線で開館。財団には杉本氏から七千点を超える絵画などが寄贈されており、名鉄が財団から借りて展示している。九四年に建てられた新館は、名鉄創業百周年の記念事業として建設された。
 新型コロナウイルス感染拡大以前から来場者数の低迷などで採算が厳しくなっており、名鉄は閉館を検討してきた。名鉄幹部は「美術館として一定の役割を終えた」と話した。財団は今後も存続し、杉本氏の作品は財団が維持管理する見通しという。
 杉本氏は愛知県立工業学校図案科を卒業後、洋画家の岸田劉生に師事。生涯にわたり奈良の風物を描いた作品を数多く残した。挿絵画家やグラフィックデザイナーとしても活躍。歴史作家の吉川英治の『新・平家物語』の挿絵や、名古屋市営地下鉄のロゴマークを手がけたことでも知られる。四八年に第一回中日文化賞を受賞した。
 名鉄はコ...

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