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五輪商機に“中止論”逆風  スポンサー複雑、宣伝難しく

2021年5月28日 05時00分 (5月28日 05時01分更新)
東京五輪・パラリンピックの選手村に提供される寝具などが並ぶエアウィーヴの売り場=名古屋・栄の松坂屋名古屋店で

東京五輪・パラリンピックの選手村に提供される寝具などが並ぶエアウィーヴの売り場=名古屋・栄の松坂屋名古屋店で

  • 東京五輪・パラリンピックの選手村に提供される寝具などが並ぶエアウィーヴの売り場=名古屋・栄の松坂屋名古屋店で
  • オンラインでインタビューに応じるエアウィーヴの高岡本州会長兼社長
 開幕まで二カ月を切った東京五輪・パラリンピックは新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、開催への批判が国内外で強まっている。多額の協賛金を負担したスポンサー企業にとって、開催を直前にひかえたこの時期は商機になるはずだったが、逆風にさらされ大々的な宣伝活動ができないなど苦しい立場に置かれている。(平井良信、中野祐紀)

◇戦略見直し

 「五輪を安心安全な大会にすることが最上位の目標。仮に開催できなければ、大変残念だが甘んじて受け入れるしかない」。東京五輪「オフィシャルパートナー」の寝具メーカー、エアウィーヴ(東京)の高岡本州会長兼社長は複雑な胸中を明かした。
 同社は愛知県幸田町の工場で生産したマットレスなど一万八千セットを選手村に「物納」するなど納めた協賛金は数十億円とされる。マットレスは裏表で硬さが違う三枚のパーツを組み合わせて寝心地を個人の好みや体形に合わせられるのが特徴で、五輪に合わせて開発した新しいモデル。各国の選手に体験してもらい、海外の販路開拓につなげる戦略を描いている。
 ほかにも五輪をにらみ、昨年は四カ月間、寝具体験型の臨時店舗を東京の六本木ヒルズに設けていた。昨年開催され...

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