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災害時 ペットと避難して 野々市市が施設と協定 県内初 

2021年5月28日 05時00分 (5月28日 05時03分更新)
災害時に飼い犬を連れた避難者を受け入れる施設を粟貴章市長(右)に紹介する田端弘一社長=野々市市粟田で

災害時に飼い犬を連れた避難者を受け入れる施設を粟貴章市長(右)に紹介する田端弘一社長=野々市市粟田で

 地震や大雨などの災害時に飼い犬などのペットと避難できるよう、野々市市は二十七日、飼い犬と一緒に過ごすスペースを提供する施設「ドッグラウンジD.E(デー)」(同市粟田)の運営会社と連携協定を結んだ。施設を避難所として市民に開放する。県内自治体が同様の協定を結ぶのは初めて。(吉田拓海)
 市は小中学校の体育館などを開放した避難所に、盲導犬を除くペットを入れることを認めていない。避難者のアレルギーや心情に配慮したためだが、ペットと一緒に避難できる場所をどう確保するかが全国で問題となっており、ペットを飼う被災者の中には車中泊を強いられるケースもある。
 施設は昨年七月に飲食業「サビー」(金沢市玉川町)が開業。会員制で愛犬と飼い主が一緒に食事を楽しめる個室十室や、屋内ドッグラン、飼い犬をシャワーで洗える「グルーミング室」などがある。
 災害時には、避難してきたペットと飼い主に個室で寝泊まりしてもらう。現時点では、受け入れるペットは原則、犬のみを想定している。
 施設で締結式があり、粟貴章市長が「ペットを育てる市民は避難所生活を不安に思っている。協力して学んだ知見を今後の避難所運営にも生かしたい」と感謝した。
 同社の田端弘一社長(48)は取材に「愛犬と飼い主の関係をより豊かにしたいという思いで協力を申し出た。愛犬家の不安を解消できれば」と話した。 

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