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心の重しに気付いて ヤングケアラー、国が支援へ

2021年5月27日 16時00分 (5月27日 16時06分更新)
2歳の妹の世話をする小学2年生の沖さん(左)=1999年、沖さん提供

2歳の妹の世話をする小学2年生の沖さん(左)=1999年、沖さん提供

  • 2歳の妹の世話をする小学2年生の沖さん(左)=1999年、沖さん提供
  • 「同じような境遇の人たちと気持ちを共有して軽くなってほしい」と話す沖侑香里さん=神奈川県茅ケ崎市で
 きょうだい、家族の世話をする十八歳未満の子ども「ヤングケアラー」の支援策を検討した厚生労働省と文部科学省は今月、相談体制の充実や学習支援の促進などを打ち出した報告書をまとめた。国の調査では中学生の十七人に一人がヤングケアラーで、誰にも相談できず、社会的に孤立するケースも多い。そういった経験のある人から「今後につながる大きな一歩だ」と評価の声が上がった。 (佐藤あい子)
 「ヤングケアラーの気持ちを丁寧にくみ取る支援を」。病気や障害のあるきょうだいのいる人の自助グループ「静岡きょうだい会」(静岡県富士市)を運営する沖侑香里(ゆかり)さん(31)は、報告書に期待を寄せた。
 沖さんは小学生の時から五歳下の難病の妹の面倒をみてきた。食事の世話に入浴の介助。楽しみだったキャンプに家族で出かけ、妹の具合が悪くなって途中で引き返したこともある。
 妹も母も必死。誰が悪いわけでもない。だから「私が頑張らないと」と思った。先の見えない介護を思うと、不安に押しつぶされそうになることもあったが、「親を困らせたくない」と気丈に振る舞った。友達に思いを聞いてほしくても、妹に障害があることを話すと「空気が凍ることが...

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