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告示まで1週間

2021年5月27日 12時30分 (5月27日 12時46分更新)
 知事選(六月二十日投開票)は、同月三日の告示まで一週間となった。四選を目指す現職の川勝平太知事(72)と、自民党が推薦する新人の岩井茂樹前参院議員(52)の一騎打ちの見通しで、二人はすでに公約の大枠=表参照=を発表。各地で市町との連携をアピールする岩井さんと、災害やコロナ対応などの公務を通じ、実績を強調する川勝さん。両者の主な動きを追った。(知事選取材班)

◆岩井さん 市町との連携を重視 

 「ワクチンを行き渡らせるには、国だけではだめ。県や市が連携し、一緒に後押ししていく」。熱海市内で二十三日にあった会合で岩井さんは声高に訴えた。「現場の声を聞く耳を(川勝)知事は持っているか。市町と連携できる知事でなければ本当の静岡県をつくれない」と力を込めた。
 連日、足を運ぶ会合などでは、県政への熱意を訴える。必ず口にするのは、国や市町との連携の必要性。対立することもある川勝県政との違いを力説する。
 エールを送る首長も。十九日の自民支部大会で、静岡市の田辺信宏市長は「市町と連携、対話していく姿勢は大変心強い」と期待。熱海市の斉藤栄市長も「伊豆を発展させる力がある」と述べ、国土交通副大臣を担った実績に期待する。
 会合には経済、観光、建設業団体なども動員し、党の組織をフル活用する。関係者は「回を重ねるごとに一体感を増している。できるだけ多くの人に顔を見せることがカギ」と話す。

◆川勝さん 公務を優先実績強調

 一方、川勝さんは公務優先を理由に選挙への表だった動きを抑えてきた。十六日の事務所開きは、支援する県議会第二会派ふじのくに県民クラブの県議らが詰め掛けたが、本人はビデオメッセージで参加した。
 公務では精力的に動き、一日夜に突風被害のあった牧之原市には翌日に現地視察。湖西市で新型コロナの感染が拡大すると、日曜日でも急きょ幹部らを集め対策を協議し、飲食店への時短要請に踏み切った。
 リニア中央新幹線南アルプストンネル工事を巡り、日本山岳会静岡支部ら二団体の訪問を受け、「自然と水を守る思いの表れ」と歓迎した。団体側は川勝さんの支援を表明した。
 公務の合間には経済界や各団体に水面下で連絡し、百件ほど電話で思いを訴えた。支援者とのオンライン交流では「(コロナ、リニアの)危機の時は、継続が力。私が指揮をとって乗り越える」と強調。今週末は県内各地を回り、活動を徐々に本格化させる。

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