陸秋槎 ミステリー作家

2020年5月22日 02時00分 (5月29日 12時45分更新) 会員限定

写真・泉竜太郎

世界に目を向け新しい文化創る

 中国のミステリー界で活躍する新進気鋭の作家が、金沢市内に暮らしている。二〇一九年の本屋大賞「翻訳小説部門」二位に輝いた長編小説「元年春之祭(がんねんはるのまつり)」(早川書房)の作者で、日本国内でも熱心な読者を獲得しているミステリー作家の陸秋槎(りくしゅうさ)さん(31)だ。日中のはざまで考えていることや、執筆にかける思いを聞いた。
 -どうして中国から日本に。
 妻が二〇一四年に金沢大(金沢市)の大学院に留学することになりました。小説を書くのはどこでも大丈夫ですから、一緒についてきました。
 私も留学に来たような感じでしたね。なぜなら、日本はミステリー小説…特に謎解きやトリックにこだわった新本格ミステリーの人気が根強い。図書館を利用して新刊がすぐに読めるので、ミステリーについて勉強できます。
 妻は今年、金沢大の特別研究員になりました。まだしばらくは金沢で暮らすことになりそうです。
 -中国にいたときから金沢は知っていた?
 もちろん、もちろん。金沢大は私の好きなミステリー作家の米澤穂信(ほのぶ)先生の出身校。先生の小説「ボトルネック」の舞台にもなっています。松本清...

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