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麦わらイサキ 渥美半島・大山沖

2021年5月26日 05時00分

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原田さんに来た35センチのイサキ

原田さんに来た35センチのイサキ

  • 原田さんに来た35センチのイサキ
  • 大山沖でイサキを狙う遊漁船団

 渥美半島大山沖で麦わらイサキが釣れている。これはトロイサキとも呼ばれる極上の越冬物だ。この群れが濃いうえに、梅雨入りも異例に早いため、このまま乗っ込み物へとつながることが期待される。今回は今季のイサキの見通し、主に大山沖での作戦などお届けしよう。 (中日釣ペン・向井直)
 【概況&見通し】2018年以来、東海海域は水温が高い状態が続いてきた。特に昨夏からこの春先までは異常に高くなっていた。このため、多くのイサキが居残ったものと考えられる。
 その後、高水温をもたらした黒潮本流の軸が東に遠ざかり、一方で山からミネラル豊富な雨水、雪代が流れ込んで澄み潮が改善された。これにより、イサキの大場所・大山沖30ヒロ漁礁ではプランクトンや小魚が濃い潮色になり、越冬イサキの群れが固まったものと思われる。
 11日午前、確認のため愛知県田原市の赤羽根港から大山沖に出たが、イサキは越冬物の特徴である黒っぽい色で腹に脂肪を蓄えていた。同港の丸万釣船のご主人も越冬物と語っていた。
 海面水温は13日現在、平年より低めの17・5〜18度となっている。雨水と雪代が勝ち気味になって寒気も影響した。乗っ込みイサキは海面水温が20度に達すると本格化するといわれる。気象庁の予想図を参照すると、東に離れた黒潮本流の軸が西に徐々に移動しつつあり、気温上昇も相まって今月23日からの週には大山沖、三重・石鏡沖、国崎沖で20度に達する予想となっている。
 今度は黒潮が、勝ち気味になった山からの水に交じってプランクトン、小魚をさらに育む。イサキ乗っ込みの好パターンとなりそうで、麦わら→乗っ込み(梅雨)イサキとつながるだろう。麦わらイサキが釣れ盛るのは2012年以来となるが同年は梅雨入り後、国崎沖で大型&良型イサキが大爆釣するなど絶好調だった。今季も大いに期待したい。
 【日和の選択】イサキは東〜南東の弱い風で曇天または小雨の蒸し暑い日に食い立つ傾向がある。北西の風が吹いて肌寒い時は食い渋ってしまう。今シーズンの大山沖の麦わらイサキは、まだ朝が寒かった前半戦は朝のうち食い渋ったようだ。11日も魚影はかなり濃かったのだが、肌寒かった朝のうちは極端に食い渋った。月夜は餌が少なくなるので、翌日は食い渋ることがある。
 潮はゆったりと動く時がいい。大山沖でのイサキのポイントは、地形的および海底地形的に潮回りの影響は比較的少なく、それよりも海流、気圧、湾から流出する雨水の量などによって影響される。湾口近くより緩いことが多いものの、黒潮の勢いが顕著になると、速い潮になることがある。
 【棚取り】麦わらイサキの棚はマアジ同様、比較的底に近いが乗っ込みものは中層に浮くことが多く、大型ほど棚が上になる。全員で棚を統一すると、イサキが棚ボケしないで釣果が伸びる。広い層にまき餌すると、サバなどの外道も呼び込みやすくなる。棚は道糸の色とマークで取る。より正確を期するため、乗船者全員の道糸の号数を統一したい。
 【ハリス】全長は潮が速い時は長め、緩い時は短めが基本。ただ、潮が速い時は釣り座の間隔を考慮し、オマツリしにくい程度の長さにする。ハリスの太さは3号がお勧めで大型イサキ、サバなどにも対応できるが、全員で統一することが肝要だ。イサキは隣の人が細ハリスを使うと、憂き目を見ることが多く、大山沖では2号の仕掛けも持参する。

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