本文へ移動

配送経路、自動で最適化 名大発のオプティマインド

2021年5月26日 05時00分 (5月26日 05時01分更新)
 新型コロナウイルス禍による電子商取引(EC)の拡大で、物流業界を悩ませているのが、物流拠点から荷物の届け先までの最後の区間「ラストワンマイル」だ。名古屋大発のオプティマインド(名古屋市)は、数学を実社会に応用する「組み合わせの最適化」で、この課題に挑戦している。松下健社長(28)は「世界のラストワンマイルを最適化する」との理念を掲げ、海外へのサービス拡大を見据える。
 トラック十台を使って百軒の住宅に荷物を届ける場合、各ドライバーにどの配送先を割り当ててルートを組むのが最適か−。同社が二〇一九年から提供を始めた自動配車システム「ルージア」に、配車担当者が住所や配達時間帯などを入力すると、一方通行やUターン禁止、渋滞なども加味してデータ解析し、数分のうちに割り出す。ルートは各ドライバーのスマートフォンに表示される。
 物流業界では荷物の増加に伴い、人手不足にも拍車がかかる。ルージアは、配送中の車両の速度や駐車位置なども蓄積して精度を高め、省力化につなげる。現在は宅配や宅食、食品卸などの業種に広がり、日本郵便など約百社が採用する。
 松下さんは岐阜市出身。名古屋大情報文化学部に進み、無数の組み...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報