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【中日】柳少年のグラブは「新垣渚モデル」口ずさんでいたのは「若鷹軍団」憧れソフトバンク相手に快投4勝目

2021年5月26日 06時00分

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5回表2死二塁、柳が牧原大を二ゴロに打ち取り、雄たけびを上げながらベンチに戻る

5回表2死二塁、柳が牧原大を二ゴロに打ち取り、雄たけびを上げながらベンチに戻る

 ◇25日 中日―ソフトバンク(バンテリンドームナゴヤ)
 2年ぶりの開催となるプロ野球の日本生命セ・パ交流戦が25日開幕した。中日はバンテリンドームナゴヤでソフトバンクと対戦し、2-0で勝った。防御率、奪三振が12球団トップの中日・柳裕也投手(27)が7イニング無失点、6奪三振の好投でタカ打線を封じて4勝目を挙げた。
   ◇   ◇
 これ以上ない交流戦のスタートだった。先発の柳が王者相手にゼロを並べた。「粘りながら自分の投球ができたと思います。ソフトバンク相手に投げるのはプロに入って初めて。自分の実力が通用するのか、楽しみでした」。三塁すら踏ませない快投に思わず表情は緩んだ。
 「慎重に、大事に投げた結果だと思います」。まさに言葉通りの投球だった。序盤は一発を警戒し、コースをついた。ファウルで粘られる場面も多かった。3回で62球。三者凡退こそなかったが、それでも直球とカットボール、チェンジアップを巧みに操り、ホームを踏ませなかった。7回にソフトバンクは円陣を組んだ。それでも「ちらっとだけ見ましたけど、終盤でしたし、一球一球、全力で腕を振ろうと思った」。たっぷり121球をかけて7イニング6安打無失点。セ・リーグの2冠投手が実力を見せつけた。
 プロ野球宮崎県人会で交流もある1学年上の先輩・武田との同郷対決を制した。都城市出身の柳は子どものころホークスの宮崎キャンプに毎年のように足を運んだ。使っていたグラブは先発右腕として活躍していた新垣渚さんのモデル。「やっぱりホークスになじみありましたね。球団の歌も覚えていますもん」。少年時代に「いざゆけ若鷹軍団」を口ずさんでいた背番号17が憧れのチーム相手に力を発揮した。
 柳が在籍していた都城シニアで、当時の監督を務めた平川弘さん(76)は「よく練習する子でした。練習後も川沿いを走っていると、いろんな人から聞きました」と振り返る。そして印象に残っているのは味方がエラーしても責めない姿勢だった。「よく笑顔で励ましていました。人間性が素晴らしいから、あそこまで成長できたんだと思います」。柳は今でもチームに練習球を贈るなど感謝の気持ちを持ち続けている。
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