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空き家解体 南砺市初の代執行 築100年、倒壊の恐れで

2021年5月26日 05時00分 (5月26日 10時26分更新)
略式代執行で解体が始まった空き家(左)=南砺市福光で

略式代執行で解体が始まった空き家(左)=南砺市福光で

 南砺市は二十五日、市で初めての略式代執行で、倒壊の恐れがある福光の空き家の除去に着手した。空き家は古い木造住宅が立ち並ぶ市街地にあり、二〇〇四年の市発足前から倒壊を心配する声が近隣住民から寄せられていた。
 対象は木造二階建て住宅延べ百五十一平方メートルと木造平屋の物置二十三平方メートル、二階建ての土蔵延べ三十六平方メートル。築約百年と古い上、約十年誰も住んでいない。市は一九年度に代執行の措置がとれる特定空き家に認定。所有者の男性が昨年四月に亡くなり、相続人がいないことから踏み切った。
 担当課長が空き家の前で代執行を宣言し、業者が戸を開けて室内の片付けから始めた。解体は六月中旬に終わる見込み。
 更地にした土地や男性がほかにも所有していた市内の土地を、富山地裁に申し立てて選任された相続財産管理人の司法書士が売却し、約五百五十万円の工事費に充てる。
 市内には、ほかにも特定空き家が十一件ある。 (松村裕子)

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