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介護とテレワーク、難しい両立 職場は孤立させない配慮を

2021年5月26日 05時00分 (5月26日 05時00分更新)
 新型コロナウイルス対策として取り入れる企業が増えたテレワーク。「仕事と介護の両立もしやすくなる」と語られることが多いが、逆に「介護の負担感が増す」と懸念する声もある。企業は、テレワークをしながら家族を介護する人に配慮し、必要に応じて負担感を減らす対応を取ることが大事だ。 (佐橋大)
 「ウェブ会議システムで仕事相手と話している途中に、認知症の父親に何度も話し掛けられ、中断せざるを得ない」「介護している親から何度も呼ばれるので、まとまった仕事は深夜にしている」−。介護セミナーなどを開くNPO法人「となりのかいご」(神奈川)が介護者から受けた相談の一例だ。コロナ禍が広がった昨年三月以降に寄せられた約四百件のうち、テレワーク関係は二十四件。代表理事の川内潤さん(40)は「顕在化していない問題も多いはず」と指摘する。
 「一日二十回以上、トイレに付き添わなければならない」という男性はテレワーク中、母親に呼ばれてトイレに連れていっても用を足さないため、ストレスを抱えていた。「出社すれば、介護から離れる時間をつくれるが、テレワークだと一日中、関わりが続くため、介護する人は疲弊してしまう」と川内さん。...

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