一宮市の公立中学新制服決定 来春導入、児童ら投票
2021年5月25日 05時00分 (5月25日 11時27分更新)
一宮市が来年度から公立中学校に導入する新制服のデザインが、児童、生徒の投票を経て決まった。男子は詰め襟の学生服、女子はセーラー服という現行のスタイルを変更。男女とも共通のブレザーは落ち着いた黒っぽい紺色で、スラックスかスカート、キュロットを選ぶことができる。 (下條大樹)
市教育委員会によると、ブレザーは襟やポケットの銀色のラインがアクセント。袖口には反射材を入れ、ボタンには市内の展望タワー「ツインアーチ138」があしらわれている。スラックスやスカート、キュロットは、グレーと紺色を基調に七色が入ったチェック柄。上下とも家庭の洗濯機で洗濯でき、ストレッチや撥水(はっすい)、耐久性も備えた。
白のポロシャツを合わせることを推奨。経済的な負担を考慮し、ネクタイやリボンは付けない。「性的少数者(LGBT)にも配慮した、と言うと、対象者が逆に目立つことになる」(市教委)としてあえて強調はしないが、ブレザー以外を選択可能とすることで多様性を尊重した。
市は二〇一九年から、新しい時代に対応した制服について検討。二〇年には「みんなの制服プロジェクト」として、大学教授や保護者、校長らでつくる委員会を発...
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