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福井大医学部(福井県永平寺町)感染症学講座教授 酒巻一平さん(55) コロナの最新情報発信

2021年5月25日 05時00分 (5月25日 10時10分更新)

日々の診療や講義の合間に音声配信を続ける酒巻さん

 スマートフォンなどで無料で聴ける音声配信メディア「ポッドキャスト」で、二〇一七年八月から番組を配信する。題して「大学病院の医者が教える医療の話」。特にコロナ禍の今は、感染症専門医として、科学的根拠に基づいた情報発信に力を注ぐ。一回五〜十分で、毎週更新している。
 市民や医学生に、医療の現状や課題について正確に知ってほしいと思ったのがきっかけだ。「音声の配信なら何かをしながらでも気軽に聴いてもらえる」とポッドキャストを選んだ。病院再編や医学部入試の性差別など注目の医療ニュースも解説するが、昨年以降、聴取者の関心が高いのは、やはり新型コロナウイルス関連だ。最新論文を読み込んでは、変異株の特徴、国内で承認された治療薬の効果などを分かりやすく伝えている。
 埼玉県熊谷市出身。家族でかかっていた内科医が、明快に病気や治療について説明する姿に憧れ、医師を志した。福井医科大(現・福井大医学部)卒業後は血液内科を専攻し、広島赤十字・原爆病院や米国のがんセンターなどに勤務。悪性リンパ腫の治療やがんワクチンの研究に励んだ。感染症内科に転向したのは五年ほど前。予防ができ、自分の免疫で治せる可能性さえあることに...

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