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国枝師「俺もオーナーもダービー制覇のチャンスがあると思っている」サトノレイナスで史上4頭目の牝馬V自信

2021年5月25日 06時00分

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史上4頭目の牝馬によるダービー制覇を狙うサトノレイナスと国枝調教師

史上4頭目の牝馬によるダービー制覇を狙うサトノレイナスと国枝調教師

 「第88回日本ダービー」(G1・30日・東京・芝2400メートル)に唯一、牝馬でエントリーしたのが桜花賞2着のサトノレイナスだ。管理する国枝栄調教師(66)、馬主のサトミホースカンパニーにとってダービー制覇は悲願。牝馬路線から矛先を変えた理由や手応えに迫った。
  ◇     ◇
 これまで日本ダービーを制した牝馬は3頭だけ。ただ、近年は牡馬を圧倒する牝馬が続出している。アーモンドアイ、グランアレグリア、リスグラシュー…。そんな時代に紅一点、サトノレイナスが世代一を決める大舞台を選んできた。
 悲願ゆえの選択でもあり、最良の選択でもある。日本ダービーはオーナーのサトミホースカンパニー、管理する国枝師にとって、是が非でも獲得したいタイトルだ。国枝師いわく「俺もオーナーもダービー制覇のチャンスがあると思っているんでね。距離が延びても大丈夫だから、前々から考えていた」と説明。ここまで4戦してG12着が2度あるが、重賞勝ち鞍はない。それでも勝算があると判断していた。
 主戦のルメールは「ダービー挑戦はいいチャレンジだと思う」と目の色を輝かせる。直近の牝馬によるダービー制覇は2007年のウオッカだが、「ウオッカはめちゃくちゃ強かったからダービーを勝てた。レイナスはまだ、フルポテンシャルを見せていない。1600メートルではスピード不足でした。2400メートルになれば違う馬になると思う。1600メートルでもいい脚を使えるのだから」と、距離延長での大変身を期待する。
 2着に惜敗した桜花賞の後は、放牧には出さず厩舎で調整してきた。国枝師は「在厩で調整してきて元気いっぱい。馬は特に変わってはないけど、変わらないことがいいことなんだよ」と問題なしを強調。その言葉通り、1週前追い切りとなった19日の美浦Wではルメールが騎乗して併せ馬。僚馬とは力の差を見せつける走りで5F64秒2―11秒8という時計を出した。
 確信は得た。ルメールは「桜花賞を使ってスイッチオンしましたね。能力が高いから勝つ自信はあります。メンバーは強いけど、牝馬は2キロ軽いからね」と話すと、国枝師のダービー未勝利を伝え聞き「知らなかった。先生はまだダービーを勝ってないんだね。ぜひプレゼントしたいね」と満面に笑みを浮かべた。
 サトミホースカンパニーの日本ダービーは2016年サトノダイヤモンド、15年サトノラーゼンの2着が最高で、国枝師は18年コズミックフォースの3着が最高。あと一歩で逃してきたダービーオーナー、ダービートレーナーの座。自身は17年にレイデオロで勝っているルメールが、最高のプレゼントをもたらすか。

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