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碧南火力で混焼実施へ JERA、アンモニア使いCO2減

2021年5月25日 05時00分 (5月25日 05時01分更新)
アンモニア混焼の実証試験の実施が決まった碧南火力発電所。左から2番目の四角い建屋が混焼を実施する4号機=ジェラ提供

アンモニア混焼の実証試験の実施が決まった碧南火力発電所。左から2番目の四角い建屋が混焼を実施する4号機=ジェラ提供

 中部電力と東京電力ホールディングスが共同出資するJERA(ジェラ)は二十四日、碧南火力発電所(愛知県)=写真=で石炭にアンモニアを混ぜて燃焼させる「混焼」の計画が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されたと発表した。
 燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないアンモニアを燃料に活用し、火力発電のCO2排出量削減につなげる。同社によると、大型の商用火力発電機でのアンモニア混焼は世界初。六月から設計や準備工事に入り、二〇二四年度に約二カ月間の混焼実施を目指す。総事業費は非公表だが、NEDOが一部を助成する。
 碧南火力発電所では4号機の発電用ボイラーを改造し、気化させたアンモニアを石炭と一緒に燃焼する。機器の開発は助成事業に共同で応募したIHIが担当。設計を固めるデータ収集のため、八〜十二月には5号機でも少量の混焼試験を実施する。
 世界的な脱炭素化の流れの中、火力発電を巡っては高効率な液化天然ガス(LNG)を使った火力発電への移行が進む。政府は効率の悪い旧型の石炭火力発電所を減らす方針を表明しているが、完成から比較的、日が浅い石炭火力発電所の設備を生かしつつ、低炭...

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