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大島康徳さん切実な訴え『命の選別』というワード「安易に使わないで」「報道に携わる方は気づいたほうがいい」

2021年5月24日 21時50分

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大島康徳さん

大島康徳さん

 プロ野球の中日や日本ハムで活躍した野球評論家の大島康徳さん(70)が24日、自身のブログを更新、コロナ禍報道などで使われる言葉「命の選別」を安易に使わないでほしいと訴えた。
 「最近、テレビでこのような言葉をよく耳にするようになった気がします」と切り出した大島さんは「病床の逼迫を伝える為に、だから更なる注意を! と訴えたいという意志の元なのだと思いますが、あまり聞いて気分のよいものではありません。命の選別をしなければならない。それはその現場にいる医療従事者や患者の家族にとっては、断腸の思いだと思います。この命を救いたい! でも、エクモの治療に耐えられる体力はあるか? その後の回復を望めるのか? を深く考えた末に導き出された答えであると思います。そうであって欲しいと思います」と思いを伝えた。
 さらに高齢で肺炎を患った愛犬の死についても触れ、心臓が悪くこれ以上の苦しい思いをさせたくないと延命治療を諦めた決断を振り返り、「若いから、高齢だからという単純な理由だけで決められるべきものではない! 私はそう思います。それだけ重い決断なのです。聞く人にとっては『姥捨山』のように聞こえてしまいそうな伝え方になってしまっていることに、報道に携わる方は気づいたほうがいい。テレビに出ている方々が(お医者さんも含め)『命の選別』という言葉を淡々と伝える。その空気感自体を冷たい社会だな、寂しいなと感じてしまう私です。歳のせいですかね?」と締めくくった。
 大腸がん闘病中の大島さんは25日、バンテリンドームで行われるプロ野球公式戦、中日―ソフトバンクのラジオ解説(NHK東海地方ローカル)を担当する。23日のブログで「第二の故郷名古屋に行けることとてもとても嬉しいです」と心境を明かしている。

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