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馬の気持ちになって考えると『ファンファーレ』ってどうなのか…人の足音に驚く馬もいるのだから

2021年5月25日 06時00分

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JRA

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◇記者コラム「ターフビジョン」
 今年に入って数回、釣り場を奇麗にする「サーフクリーン」活動に参加している。最近、ごみのポイ捨てによる釣り場閉鎖が相次いでおり、このままではと思って休みが合えば率先して参加している。
 その時、釣り仲間から「競馬場って馬券が落ちているイメージがあるけど、どうなの」との質問が出た。JRAの努力もあり「昔と違い競馬場の雰囲気も良くなったよ」と伝えると、次に飛んできた言葉が「レース前のファンファーレって盛り上がるよね」。この言葉を返すのには困った。
 G1レースのファンファーレで、気分が高揚するのは間違いないのだが、馬の気持ちはどうなのかと、いつも不思議に思う。トレセン内で人間の足音に驚き、立ち上がってしまう馬もいるのだから、決してプラス要素には働かないはずだ。
 昨年のG1は歴史的名馬が誕生するなど、1番人気の馬が勝つシーンが本当に多く見られたが、これも無観客開催でレース直前の大歓声がなかったというのが大きかったのではないかと思ってしまう。
 人間と一緒で馬にも個性がある。音に敏感な馬が大歓声で入れ込み暴走すれば、常識的な展開が崩れてしまう可能性がある。今年の日本ダービーは人数が制限されるが観客を入れて行われる。本当に感動するレースを見たいのなら、マナーは大事だ。(米内宏一郎)

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