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南越前の今庄宿が「重伝建」に選定 新たな「誇り」住民喜び

2021年5月23日 05時00分 (5月23日 05時00分更新)
今庄宿の選定を喜ぶ(左から)細川理事長、島崎会長、旅籠塾のメンバーら=南越前町の今庄宿で

今庄宿の選定を喜ぶ(左から)細川理事長、島崎会長、旅籠塾のメンバーら=南越前町の今庄宿で

  • 今庄宿の選定を喜ぶ(左から)細川理事長、島崎会長、旅籠塾のメンバーら=南越前町の今庄宿で
 南越前町今庄の今庄宿が二十一日、国の重要伝統的建造物群(重伝建)保存地区に選定されることになった。宿場町や鉄道の町として栄えた歴史的な町並みを状態良く残している一方で、古い空き家の増加や人口流出に直面。住民たちは地域の新たな「誇り」となる重伝建の選定を喜び、「過疎化の歯止めになれば」「今庄に愛着を持つ人が増えたら」と期待を膨らませる。 (堂下佳鈴)
 今庄宿は京滋方面と福井をつなぐ交通の要所として江戸時代に栄えた宿場町。嶺南と嶺北を隔てる木ノ芽峠や栃ノ木峠など勾配が厳しい難所を越える必要があり、行き交う大名や旅人らは峠越え前に今庄宿で足を休めたという。
 明治時代には鉄道の北陸線開通で再び活気づく。蒸気機関車(SL)は急勾配を上り下りする厳しい区間を前に燃料を補給する必要があった。駅での待ち時間に多くの乗客らで商売が栄え、雇用も生まれた。一九六二(昭和三十七)年に北陸トンネルが開通するまで鉄道の町として発展した。
 しかし、華やかだった時代は過ぎ去り、人口減少に加え、人の住まない民家も増えてきた。「このままでは町並みがなくなってしまう」。近年、住民の危機意識が高まっていた。
 「まちづくりの...

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