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移動が大変、予約難しい… ワクチン難民「公的支援を」

2021年5月22日 05時00分 (5月22日 05時01分更新)
 新型コロナウイルスのワクチン接種が各地で本格化する中、接種の枠組みからこぼれ落ちかねない高齢者らが悩みを抱えている。寝たきりや体力の問題などで接種会場に出向くのが難しかったり、予約方法が複雑に感じられて理解できなかったり。「ワクチン難民」とならないよういかに周囲がサポートするかが課題となっている。 (今村節、松野穂波、牧野良実)
 事故で首から下がまひし、車いすで生活する愛知県清須市の男性(78)。六月九日に一回目の接種の予約をしたものの、移動手段に悩む。会場となる大規模な病院へは、市内四カ所からシャトルバスで移動することになっているが、車いすに対応していないという。
 車いすのまま乗車できる福祉タクシーを使うと、会場までは往復で一万円ほどかかりそうだ。「同じような状況で周囲の手助けを受けられない人がいることを知ってほしい」と話す。
 寝たきりなど要介護度が高く会場に行けない高齢者も多い。国は医師らが自宅に出向く訪問接種も認めている。だが、名古屋市の担当者は「かかりつけ医が接種をしていない場合、他の訪問診療医に打ってもらうのは課題がある」と話す。
 副反応があった場合の対応もあるためで、現場...

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