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科学技術で女性の悩み解決 ハッカソン 小松大谷高の渕上さんら受賞

2021年5月21日 05時00分 (5月21日 10時51分更新)
チームで発表したプレゼン資料を手に笑顔の渕上駿介さん=小松市の小松大谷高で

チームで発表したプレゼン資料を手に笑顔の渕上駿介さん=小松市の小松大谷高で

人工子宮の可能性提案

 十五、十六両日にオンラインで開かれた、技術や科学を生かした発想を出し合う「ハッカソン」のフォーラムに、小松大谷高校二年の渕上駿介さん(16)が参加し、所属チームのアイデアが審査員賞を獲得した。(坂麻有)
 フォーラムは「The 2nd Scienc−ome XR Innovation Hub」。慶応大(東京)の研究者らでつくる団体が開いた。百年後のよりよい世界を想像することを目的に、各チーム八人前後の十二チームに、それぞれ解決すべきテーマが与えられた。渕上さんのチームは、女性の健康の課題を技術で解決する「フェムテック」だった。 
 チームのメンバーは主催者側が決め、オンライン会議では、モニターに顔を映さず、分身(アバター)を用いた。社会人や大学教授も参加していたといい、「知識量の差を実感した」と渕上さん。自分でもフェムテックの製品やサービスを調べ、理解を深めた。計四時間かけて発表するアイデアを議論し、チームの代表者がまとめて発表。参加者の投票などで評価した。
 渕上さんのチームは、女性特有の妊娠や生理などの悩みを解消するアイデアとして、人工子宮の実現を提案した。必要な研究や倫理的問題も議論。人工子宮によって、性別を問わず妊娠でき、産休などこれまで女性だけが経験してきたキャリア進出の妨げがなくなるなどの可能性を展開。その発想力が評価された。
 渕上さんは「女性特有の課題について男性の理解が進んでいないことが分かった」と振り返った。今回は友人の誘いで参加したが「刺激的な時間だった。もっと異業種の人と関わりを持って視野を広げたい」とさらなる意欲を語った。

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