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朝乃山PCR検査後に飲食店出入り?芝田山広報部長「感染したらお客さまにも裏切り」大関陥落は確実

2021年5月20日 20時48分

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朝乃山の地元・呉羽地区で掲げられている後援会のポスター

朝乃山の地元・呉羽地区で掲げられている後援会のポスター

◇20日 大相撲夏場所12日目(両国国技館)
 大関朝乃山(27)=富山県出身、高砂=が新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反する不要不急の外出を認め、休場した。処分は今後の理事会で決まるが、厳罰は必至。大関からの陥落は確実となった。優勝争いは、単独トップの照ノ富士は阿武咲を圧倒し連敗を免れ1敗を守った。
   ◇   ◇
 朝乃山が払う代償は大きい。キャバクラなどに複数回、深夜まで滞在したという週刊文春の報道を「事実無根」の主張から一転して認め、12日目から「謹慎」による休場となった。横綱不在の中で最高位を務める大関であることに加え、虚偽報告により協会の心証は極めて悪く、厳罰は避けられない状況となった。
 最初に聴取を受けたのは18日。聴取前に協会幹部から「絶対にうそをつくな。正直に話せ。おまえを守るためだから」と繰り返し進言されて臨みながら、協会の信頼を裏切る形になった。昨年7月場所後に幕内の阿炎が3場所の出場停止処分を受けたが、朝乃山にも同等かそれ以上の処分が予想される。3場所の出場停止でも復帰は十両からが濃厚。それ以上の長期出場停止なら幕下まで落ちる可能性がある。いずれにしても、そこから復帰を目指すには相当な精神力が必要とされる。
 主張を一転させた19日は、7勝目を挙げた取組を終え国技館を去る直前に、師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)から呼び止められて再聴取を受けたという。
 芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「週刊誌の記事と本人の聴取内容に齟齬(そご)があったので再度、昨日(19日)の場所がはねた後に、本人と師匠に話を聞いたところ、それでも本人はなかなか首を縦に振らなかったそうですが。いろいろと話を聞いて突き詰めていったら、本人が認めたということ」とそのときの状況を説明し、「協会の最高位である看板を背負っている本人が、本場所に穴をあけたということは重大な責任。重大な不祥事だということ」と切り捨てた。
 協会は厳しいガイドラインを設定し、コロナ禍の中で一丸となり場所開催を行っている。芝田山広報部長は「(朝乃山が外出したのが)5月7日ということであれば(全力士対象の)PCR検査をした後。万が一感染したら、お客さまにも裏切り行為になる」。朝乃山は近く、PCR検査を受けるとみられるが、陰性であることを祈るしかない。
 今後はコンプライアンス委員が調査し、八角理事長(元横綱北勝海)に処分案を答申する。厳罰は間違いないが、照ノ富士はけがや病気と闘いながら大関に復帰した。朝乃山も現実をしっかりと受け止めて出直すしかない。

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