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第4波、今が正念場 昨年比増、気の緩み顕著

2021年5月18日 05時00分 (5月28日 09時45分更新)
 変異株が猛威をふるう新型コロナウイルス。ただ、人出はなかなか抑え切れず、全ての対象者がワクチンを打ち終わるにはまだ時間がかかる。「今が正念場」という専門家の声の意味を、データを基に考える。(細川暁子、植木創太)

GWも人出抑え切れず

 愛知県の医療体制緊急確保チームの統括官で、名古屋掖済会病院の北川喜己副院長(62)は「第四波は、若い人も重症化する『全世代型』であるのが特徴」と強調する。数の増加が医療逼迫(ひっぱく)につながる人工呼吸器などが必要な重症者は十七日現在、千二百二十七人。初めての緊急事態宣言が出されていた第一波のピーク、昨年四月三十日の三百二十八人の四倍近くに達する。

 一方で、懸念されるのが気の緩みだ。感染力の強さが指摘される変異株の感染が拡大する中でも、人の流れは抑え切れていない。ソフトバンク系IT企業「Agoop(アグープ)」のデータでゴールデンウイーク(GW)中の五月三日の人出を昨年同日と比較すると、中部九県の主要地点や東京駅ではいずれも増加。特に、名古屋駅は約五倍まで増えた。

 第一波、第三波では最初の宣言発令から二十日前後で重症者は頂点に達し、その後、減少に転じた。北...

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