本文へ移動

初の五輪切符・橋本大輝19歳 文句なし新たな日本のエース【体操・NHK杯】

2021年5月16日 21時05分

このエントリーをはてなブックマークに追加
鉄棒の演技を終えてスタンドの拍手に応える橋本大輝(代表撮影)

鉄棒の演技を終えてスタンドの拍手に応える橋本大輝(代表撮影)

◇16日 体操 NHK杯最終日 男子個人総合(長野市ビッグハット)
 体操の東京五輪代表選考会を兼ねたNHK杯最終日は16日、長野市のビッグハットで男子個人総合を行い、橋本大輝(19)=順大=が4月の全日本個人総合の得点を持ち点に加えた合計259.530点で初優勝。2位の萱和磨(24)=セントラルスポーツ=とともに初の五輪代表に内定した。残り2人は6月の全日本種目別選手権(群馬・高崎アリーナ)の結果を踏まえて決定する。鉄棒で4大会連続五輪代表を目指す内村航平(32)=ジョイカル=は15.333点をマーク。全日本種目別選手権で個人1枠を懸ける。
 文句なしで新たな日本のエースが誕生した。ハイレベルな戦いを制した橋本が五輪代表の座を勝ち取った。「5年前のリオ五輪をテレビで見たときは夢だった」という男は東京五輪が延期となったこの1年で躍進。4月の全日本選手権に続き、NHK杯も初制覇だ。
 「自分が五輪で金メダルを取ることは夢のまた夢だよなと思っていた。それを目指せる五輪代表にこの5年で自分がなるとは思っていなかった。代表になったが、実感はまだ湧いていない」と初々しいコメントを口にした橋本だが、言葉には自覚と責任もにじみ出た。
 「東京五輪をやってよかった、日本体操が(団体で)金メダルを取れてよかったと思えるような試合をしたい」
 この日は硬さも見られた。しかし、2種目目のあん馬でダイナミックな開脚旋回を見せるなど力強い演技を披露。これで波に乗った。得点源である4種目目の跳馬では跳んだ瞬間に技の変更をする余裕を見せ、着地もピタリと止めてガッツポーズを見せた。疲れが見えた5種目目の平行棒で着地が大きく崩れ、最終種目の鉄棒も小さなミスを出して2位以下に点差を縮められたが、一度もトップは譲らなかった。
 数年前は考えもしていなかった大舞台に立てる権利を得た。もちろん、大きな目標も新たに生まれた。目指すエース像について「世界一にふさわしい選手になれば日本のエースになる」と語る橋本。驚異の急成長ぶりは日本にとって、大きな武器になるはずだ。
PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ