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「体が動いたので…ちょろまかしたような感じ」金メダル”最有力”の山西利和が五輪前ラストで大会新!【競歩】

2021年5月16日 18時05分

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五輪前ラストレースで軽快に歩く山西(右)

五輪前ラストレースで軽快に歩く山西(右)

 陸上の中部実業団対抗(中日新聞社共催)最終日が16日、岐阜市の長良川競技場であり、男子1万メートル競歩では、東京五輪男子20キロ競歩代表の山西利和(25)=愛知製鋼=が尻上がりにペースを上げて38分57秒37の大会新で優勝した。金メダルを目指す五輪前の最後の大会で「地力が向上している」と上々の手応えを得た。
   ◇   ◇
 五輪へ向けた軽い慣らし運転のはずだった。序盤は1000メートルを4分のスローペースで入ったが、3000メートルすぎから自然とスイッチが入った。3分55秒、53秒、51秒とペースを上げ、ラスト1000メートルは小走りのようなスピードで歩き切った。山西は「もう少しゆっくりでもよかった。体が動いたので、せっかくだから38分台を狙った。(ラストスパートで)ちょろまかしたような感じです」とおどけた。
 コンディションには不安があった。「練習の疲れがたまっていた。2年前に大会記録(39分30秒36)をつくったときの方が状態は良かった」と言う。それでも余裕を持って大会新を出し、2017年の自己記録も30秒近く更新した。20キロ競歩の2019年世界王者。五輪でも金メダル最有力と目されている。これが今の山西の現在地だ。
 5日には、札幌で行われた五輪テスト大会を視察した。競歩コースのみならず、練習場、宿泊施設などを入念に確認した。「コースは日陰が多い印象。アップのスペースがちょっと狭いかな」と本番へのイメージを膨らませた。6月は長野県内で高地合宿。五輪へ総仕上げの準備に入る。
 山西は「五輪から逆算して粛々と練習していく。五輪では国内の大会以上に厳しいラスト勝負になると思う。隙のないように備えたい」。京大出身の知性派ウオーカー。金メダルへのミッションは順調に進んでいる。
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