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<歓喜を信じて 東京パラリンピック> (1)競泳・木村敬一 滋賀・栗東市出身

2021年5月16日 05時00分 (8月25日 10時57分更新)
東京パラリンピックのテスト大会で他の選手と笑顔で話す木村敬一(左から2人目)=東京都江東区の東京アクアティクスセンターで

東京パラリンピックのテスト大会で他の選手と笑顔で話す木村敬一(左から2人目)=東京都江東区の東京アクアティクスセンターで

 新型コロナウイルスの感染拡大による延期を経て、16日で東京パラリンピックの開幕まで100日となった。選手たちは歓喜の瞬間が訪れるのを信じ、長くなった準備期間を生かして練習を重ねてきた。出場候補から、中部地方ゆかりの有力選手を紹介する。
 パラリンピックで6個のメダルを獲得している競泳男子全盲クラスのエース木村敬一(30)=東京ガス。すでに東京大会代表に内定し、4月末には本番と同じ会場で行われたテスト大会でコロナ禍の運営様式を経験した。事前のPCR検査に、こまめな消毒。「大会の成功に必要なこと」と受け入れ、目標の金メダルに向けて「全力で取り組む姿を見せたい」と決意を口にする。
 目の先天性疾患で2歳のときに失明。見えていた記憶はなく「不自由を感じたことはなかった」。10歳から水泳教室に通い、東京の筑波大付属盲学校(現筑波大付属視覚特別支援学校)中学部に進学後、本格的に競技を始めた。真っすぐ進むために、コースロープを腕でこすって位置を確かめながら泳ぐ。摩擦による減速は筋力をつけてカバーしてきた。
 パラリンピックは2008年北京大会から3大会連続で出場。16年リオデジャネイロ大会では日本選手最...

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