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作家・辻仁成氏「感染者が近づくとアラームが鳴る」フランスの新型コロナ感染者追跡計画の浮上を報告…幸福感、価値観を一度放棄せざるを得ない時代がやってくるとも

2020年4月6日 11時34分

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辻仁成氏

辻仁成氏

 フランス・パリ在住で作家の辻仁成氏(60)が6日、自身のSNSを更新。「終息へ向けて、これからの未来についての想像」と題し、新型コロナウイルスの感染拡大したフランスの終息状況と今後の対策、また自らの価値観に関してその思いをつづった。
 辻氏はブログでまずは日本の状況に触れ「いよいよ日本も緊急事態宣言が出る準備に入るらしい。ロックダウンのようなものとは全然違うし、今まで出ている自粛要請と大きく変わらないのだけど、日本国民はまじめなので、緊急事態宣言によって、それまで出歩いていた人たちの意識も変わるかもしれない」と緊急事態宣言による効果を期待。フランスの現状に関して「フランスも前日比で100人弱死者数が減少した。次第にロックダウンの効果が出てきたということだろう」とロックダウンの効果を指摘した。
 さらにフランスでは新型コロナ感染者追跡計画が浮上していることを報告。「感染者が近づくとアラームが鳴る、新型コロナ感染者追跡計画が浮上し、個人情報の取り扱いが難しい中、アンケートによると75%のフランス人が「ウイ」を出した。フランス政府はこのシステムの導入に前向きなようだ。季節性インフルエンザのように、新型コロナが「季節」化するという話しも出ており、フランスでは、この先も続く可能性が大きい新型コロナとの共生世界を視野にいれた政策を模索しているようだ」と新型コロナ感染防止策も明かした。
 さらに辻氏は最後に全世界の人々に呼び掛けるように、こうつづった。「人間はこの新型コロナウイルスの出現で、今後間違いなく、価値観を変えることを余儀なくされるということだけは間違いないようだ。これまでぼくらが享受してきたような文明による幸福感、贅沢感、価値観を一度放棄せざるを得ない時代がやって来る、もしくは既にやって来たということかもしれない。新しい価値観はこれまでの世界の経済の動きや政治の仕組みや人類の幸福感までをも変質させる物凄い強制力を有しており、この恐ろしいほどの変化によって人類は、全ての方向の変更を迫られ、全ての価値観の喪失を命じられ、あらゆる幸福感を組み直さなければならない時代へと押しやられるのかもしれない。その全く想像もできなかった価値観の中で、人類はこれまでとは違う生き方を模索することになるのだろう。ぼくはその精神的準備をはじめている」
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