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石崎光瑤の大作を初公開 福光美術館 帝展出品の「笹百合」

2021年5月14日 05時00分 (5月14日 10時39分更新)
初公開された「笹百合」=南砺市の福光美術館で

初公開された「笹百合」=南砺市の福光美術館で

 南砺市の福光美術館は、百五十万円で新たに購入した旧福光町出身の日本画家石崎光瑤(こうよう)(一八八四〜一九四七年)の大作「笹百合(ささゆり)」を、石崎作品を展示する常設展で初公開した。六月七日まで。
 一九三〇(昭和五)年の帝展に出品された二曲一隻の屛風(びょうぶ)。写生のように細かく描くのが特徴の石崎には珍しく、斜めに分断した大胆な構図と単純化したササなどのモチーフがデザイン画のように斬新で時代を先取りした感じ。当時はポスターのようだと酷評された。
 隣に展示した三一年のもう一回り大きい屛風「惜春(せきしゅん)」も、ナシの花とタケノコ、カラスを配してデザイン的。同時期の作品で、新しい表現に挑戦していたことがうかがわれる。
 入館料は三百十円、高校・大学生二百十円、中学生以下無料。十八、二十五日と六月一日は休館。(松村裕子)

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