本文へ移動

GW影響 まだこれから 感染者 急拡大の石川県内

2021年5月14日 05時00分 (5月14日 09時54分更新)

5月3・5日 人出多く 2週間後 警戒必要

 石川県内では五月に入って、新型コロナウイルス感染者が増え続けている。八日には過去最多の八十人を記録した。県専門家会議座長の谷内江昭宏・金沢大病院副院長(免疫学)は大型連休中に金沢市内の人出が増え、県内で変異株(N501Y)が広がっているとして「大型連休の人出の影響が出てくるのはこれからだろう」と、今後さらに感染者が増える可能性を指摘する。(小佐野慧太)
 「(金沢駅などの)人出が増えると、二週間後に感染者が増える」。谷内江氏はこう話す。金沢駅は、東京や大阪から観光客が訪れる玄関口だ。
 県内の感染者数は三月、落ち着いていた。それが四月から急に増え始め、「第四波」となった。三月に多くの観光客が金沢を訪れたのが原因の一つで、NTTドコモが推計している金沢駅の人出をみると、三月は五千人から六千人で推移。日曜日の三月二十一日は六千人を超え、一月中旬以降で最多だった。
 大型連休中は、五月三日と五日に五千人を超える人が金沢駅を訪れた。五月は三月より人出は少ないが、感染者が今後、さらに増える可能性がある。感染力が強い変異ウイルスが県内に蔓延(まんえん)しているからだ。
 県内の感染者で変異株の占める割合は、四月一日から十三日までは32・7%だったが、五月一〜十二日に88・3%に上がった。
 さらに大型連休中は、石川県、金沢市などの主催で計約二万四千人(主催者発表)が来場した「風と緑の楽都音楽祭」をはじめ、県内でさまざまな催しが開かれた。
 谷内江氏は「これから大型連休の影響が出てくる。変異株に加え、連休中の人の流れが増えたことが影響してくる」と話している。
 NTTドコモは全国で携帯電話の電波をキャッチする基地局の情報を基に、通行者数を割り出し、人出を推計している。石川県内では、午後三時の金沢駅と金沢市香林坊の人出の推計を毎日、公表している。

関連キーワード

PR情報