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原発なくても電力安定 浜岡停止10年 緊急融通5日間だけ 

2021年5月14日 05時00分 (5月14日 05時01分更新)
会見する中部電力の林欣吾社長=4月28日、名古屋市中区の名古屋証券取引所で

会見する中部電力の林欣吾社長=4月28日、名古屋市中区の名古屋証券取引所で

  • 会見する中部電力の林欣吾社長=4月28日、名古屋市中区の名古屋証券取引所で
 中部電力が浜岡原発を停止して十年となった。中電は再稼働を目指す方針を崩していないが、この十年間に、電力不足や設備故障などで他の電力会社から緊急的に電力の融通を受けたのは五日間だけ。太陽光や風力といった再生可能エネルギーの普及なども後押しし、浜岡抜きでも安定供給を維持しているためで、なお再開に向け多額のコストを掛けている現状に疑問の声もあがる。(久野賢太郎、中崎裕)

再エネなど後押し再開へ多額コスト疑問も

 ■決意
 「常に最新の知見を反映した、できる限りの安全性向上対策を講じてきた」。中電の林欣吾社長は四月の記者会見で、停止からの十年を振り返った。
 津波の浸水を防ぐ海抜二十二メートルの防潮堤建設や建屋への水密扉の設置をはじめ、東京電力福島第一原発事故を踏まえた工事などを進めてきたと強調。「福島のような事故は二度と起こさない決意を風化させることなく、ハード、ソフト両面での安全対策を徹底し、丁寧に説明していきたい」と述べ、再稼働を目指す考えをあらためて示した。
 もともと中電は浜岡にしか原発を持たず、廃炉措置中の二基を除く三基の出力は計三百六十一万七千キロワット。火力発電が主力で関西や九州など他...

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