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【大相撲】輝が『兄』にささげる1勝…コロナで亡くなった勝武士さん命日「負けたくないと思った」

2021年5月13日 18時56分

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輝(左)が引き落としで剣翔を破る

輝(左)が引き落としで剣翔を破る

◇13日 大相撲夏場所5日目(両国国技館)
 特別な思いを胸に上がった土俵だった。輝は力強い踏み込みから前に出て、剣翔に圧力をかける。「しっかりと落ち着いて、冷静に相撲を取れたなと思います」。その言葉通り、絶妙のタイミングで引き落とした。連勝での今季2勝目は普通の1勝ではなかった。
 「今日は負けたくないと思った」。ちょうど1年前の5月13日、新型コロナウイルスに感染し同じ高田川部屋の三段目力士、勝武士さん(本名末武清孝)が28歳の若さで亡くなった。「兄のような存在」の突然の悲報。1年がたち、この日は朝、部屋で全員で黙とうをささげた。
 「新しいこと、新しい習慣に慣れる1年だった。今までにない1年でした」と振り返るが、コロナ禍は収まることなく、変異株により、厳しい状況が続く。ただ、自分は土俵に上がることができる。「正々堂々、真っ向勝負で、攻めて攻めていくような相撲をこれからも取っていきたい」と輝。道半ばで夢ついえた勝武士さんの思いも胸に、これからも戦っていく。

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