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「仏花だけでなく」キク、日常用でも 田原の生産者、児童にアピール

2021年5月13日 16時00分 (5月13日 16時00分更新)
希望する全国の小学校にキクを贈るサービスを始める渡会理史さん(左)ら=愛知県田原市で

希望する全国の小学校にキクを贈るサービスを始める渡会理史さん(左)ら=愛知県田原市で

 日本一の電照菊産地として知られる愛知県田原市の渥美半島で、生産者がキクのイメージチェンジを図っている。「仏花」の印象が強いが、実は満開になると西洋の花と同様に大輪を咲かせ、甘い香りを漂わせる一面があることは意外に知られていない。幼い頃からキクの華やかさに気付いてもらおうと、生産者たちが全国の小学校に学習教材として無料配送するサービスに乗り出した。 (酒井博章)
 発想のきっかけはキク需要の低迷だった。十年ほど前は年四億本以上だった田原市の出荷量は、葬儀での利用が減少していることなどを受け、近年は三億本前後に減少。そこに小規模の家族葬が流行するなど新型コロナウイルスの影響が追い打ちをかけ、昨年の出荷量は約二億五千万本まで急減している。JA愛知みなみの担当者は「ここ数年で一気に悪化した上、今後もどうなるか」と危機感を募らせる。
 葬儀場の祭壇に飾られる白いキクは、若い世代を中心に日常用では敬遠される傾向がある。市内の生産者でつくる「JA愛知みなみ輪菊部会」は、新たな需要を掘り起こすにはイメージの刷新が必要と判断。部会メンバーが小学校高学年の社会科の教科書に電照菊の産地として田原市が紹介されて...

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