自ら出走権勝ち取った馬で挑戦…20歳の若武者・団野大成、ディアンドルで目指すはレース最年少騎手V【ヴィクトリアM】
2021年5月13日 13時54分
◇第16回ヴィクトリアマイル(16日・G1・東京・芝1600メートル)
ヴィルシーナやホエールキャプチャ、ストレイトガールにノームコア。数々の名牝が「初G1タイトル」をかなえてきたヴィクトリアマイルは、若手騎手にとっても「G1初制覇」のチャンスだ。
07年コイウタでG1初制覇を飾った松岡正海騎手は、当時22歳9カ月26日。今年のヴィクトリアマイルにはこれより若い騎手が騎乗する。クリスティに斎藤新(当日で20歳3カ月8日)、ディアンドルに団野大成(同20歳10カ月25日)の2人だ。どちらもG1騎乗4度目だが、中でも団野は初めて自ら優先出走権獲得に導いた馬での参戦だ。
新潟が舞台だった福島牝馬Sは団野にとって2度目の重賞制覇。ハナ差で逃げ切った魂の勝利が、ディアンドルをG1への道を開いた。「自分で優先出走権を取った馬に、引き続き乗せていただけるのは光栄です」と団野。「本番では上位騎手にスイッチ」となることも珍しくないこの世界で続戦騎乗がかなったのは、腕を認められつつある証明だ。ここで結果を出せばもちろん、ジョッキーとしての大きなステップアップにもつながる。
初コンビが2走前の小倉大賞典の12番人気3着。ディアンドルの特徴は手の内には入っている。「小倉でもいい競馬が出来て、前走はいいイメージ臨めました。実力馬が多い中、チャレンジして、いい結果を残したい。1200メートルでもハナを切れていたスピードのある馬。ここ2走と同じよう、いいところで競馬したい」。若武者らしい積極策であっと驚く激走を狙う。
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