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1敗キープの逸ノ城 怪物復活へ初心に返る 若手らと雑用こなし、合同稽古にも足運ぶ【大相撲】

2021年5月12日 20時18分

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逸ノ城(右)がはたき込みで阿武咲を破る

逸ノ城(右)がはたき込みで阿武咲を破る

◇12日 大相撲夏場所4日目(両国国技館)
 前頭6枚目の逸ノ城(28)=湊=が全勝の阿武咲をはたき込みで破り、1敗をキープした。
 新入幕で1横綱、2大関をなぎ倒し、ザンバラ髪のまま優勝争いを演じたのは7年前。けがで十両落ちも経験した逸ノ城が28歳となった今、怪物復活へ着実に歩んでいる。
 そのために必要だと逸ノ城が考えたのは初心に返ること。簡単に聞こえるが、気持ちだけではない。衝撃的な幕内デビューを飾った21歳当時よりも前。入門当時に立ち返って生活している。
 師匠の湊親方(元幕内湊富士)は、昨年11月場所後に逸ノ城からこう言われた。
 「『やり直します』と。自分の中でこのままではいけないと思ったんでしょう。若い力士と一緒に当番を組んでやってます。最初からやり直したいという気持ちが伝わってくる。新弟子の時に戻ってという」
 午後4時から始まる部屋の掃除。関取なら当然免除される雑用だが、ほうきを手にして玄関と階段の掃除を担当している。
 初日の取組後に「(場所前は)トレーニングとかいろいろやってきました。下半身とか」と話していた逸ノ城。新たなトレーニングにもチャレンジし、バービー運動も取り入れている。200キロの巨体。師匠は「全身運動をさせてます。ヒーヒー言いながらやってますよ」と話す。
 昨年10月から始まった合同稽古にも積極的に参加している。すべて逸ノ城の意思。「本人が行きたいと。『またありますか?』って聞いてきますので」と師匠。2年前に腰を痛める直前には14勝1敗で優勝を争った。爆発的な力は逸ノ城にしかないものだ。低迷している間にだいぶ先を越されたが、まだ28歳。遅くはない。「何とか花を咲かせてあげたい」と師匠は思いを込めた。

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