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「著作権」で立件、選手を考慮 性的画像問題、法整備求める声

2021年5月12日 05時00分 (5月12日 05時01分更新)
 女性スポーツ選手らを長年苦しめてきた性的画像問題が立件された。警視庁はテレビ番組の画像をアダルトサイトに無断転載した疑いで男を逮捕。東京五輪・パラリンピック開幕目前に、強い姿勢を示す形となり、スポーツ界から歓迎する声が上がった。一方、捜査当局が今回、著作権法違反という「間接的」な容疑を駆使した背景には、選手側の事情もあるとみられる。識者からは法整備を求める声も上がった。

 ▽歓迎

 「今まで見過ごされてきたこの問題が、少しずつでもいい方向に変わっていけば」。被害経験がある陸上の女子選手はこう語り、“第一歩”となる逮捕を歓迎した。
 スポーツ界は、性的な意図を持った盗撮や画像拡散に悩まされてきた。撮影を許可制にしたり、競技会場で見回ったりと自衛策を講じたが、拡散される画像への対処には限界がある。
 JOCなど七団体は昨年十一月、被害撲滅に取り組む共同声明を発表。特設サイトを開設すると、半年間で約千件の情報が寄せられた。
 JOC関係者によると、声明発表後に警視庁から「協力したい」との申し出があり、担当者と捜査員が定期的に情報交換。情報には、逮捕された男のサイトも含まれていた。

 ▽知恵

 警視庁の捜...

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