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高安押し倒し3連勝で初優勝へ好スタート【大相撲夏場所】

2021年5月11日 20時32分

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高安(左)が押し倒しで明生を破る

高安(左)が押し倒しで明生を破る

◇11日 大相撲夏場所3日目(両国国技館)
 1人で戦っているわけではない。支えてくれる家族や兄弟子がいる。恩返しの思いを胸に、元大関の関脇高安(31)=田子ノ浦=が明生を押し倒し3連勝。初優勝へ好スタートを切った。
 今場所こそはと固く誓う。3月の春場所は10日目終了時点で後続には2差。逃げ切りかと思われた終盤に、まさかの3連敗を喫した。「いい経験になりましたし、先場所の経験を踏まえてつなげていきたい」。大失速を糧に、今は前を向く。
 春場所を終えると、演歌歌手の杜このみ夫人、2月に生まれた長女が待つ札幌へ向かった。「出産には立ち会えなかったんですけど、実際に抱いてみて、とても感動しました」。家族そろって帰京し、子育てを協力してやるようになると「もう1回、番付を上げたいという覚悟が出ました」と力が湧いた。
 引退後からずっと稽古相手になってくれている兄弟子の荒磯親方(元横綱稀勢の里)も28日からまわしを締めて土俵に立った。そのためにはPCR検査が必要だったが、高安のため番付発表前日の4月25日に検査を受けてくれた。「『お願いします』と言われたらね。かわいい後輩ですから」と親方。「やりすぎず、飛ばしすぎず、いい状態でした」と期待をかける親方は、先場所終盤の3連敗をこうみている。
 「気持ちが『やってやる!』から『負けちゃいけない』と変わった瞬間にオーラがなくなっちゃった」。さらに、「精神コントロールができるようになれば。自分も最後まで悩まされ続けたけど。自分で自分を見つめ直さないといけない。自分との戦い。それができるようになれば優勝1回とかそんな話じゃなくなってくる」と背中を押す。
 忘れ物を取りにいくように、春場所で黒星を喫した翔猿、明生を退けてきた。最大の忘れ物は天皇賜杯。最後に取り戻してみせる。

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