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TKO敗戦の高山勝成、2階級制覇には”硬い拳”が必要【山崎照朝コラム】

2021年5月10日 10時11分

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ソトとの試合後、観衆にあいさつする高山勝成(AP)

ソトとの試合後、観衆にあいさつする高山勝成(AP)

 残念ながら、期待をそがれる内容だった。高山はスピードと脚で相手に的を絞らせずに手数で勝負するのが持ち味。破壊力のある拳はない。米国のファンには嫌われるタイプだ。それでも、勝てば数々の記録も手にできたから、打撃戦をちょっぴり期待していた。
 王者のソトは序盤で挑戦者のパワーを見切ったのだろう。ガードを固めて打たせる余裕だった。しかし、高山のマイペースは止まらない。これにはレフェリーがうんざり…というところか。ソトがコンビネーションでパンチを仕掛けたところで試合を止め、見ている者も消化不良だった。
 2階級制覇に挑んだ高山にとって、ミニマム級とは拳の質が違っていたようだ。一度は五輪を目指してプロを引退。夢が絶たれると、またプロに復帰。2階級制覇を狙ったが、キャリアだけでは高い壁は越えられそうもない。高山にはスピードがある。テクニックもある。課題は硬い拳。続戦するには、ボクシングの質を変える必要がありそうだ。(山崎照朝)

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