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悩む新谷仁美「人としては五輪反対、アスリートとしては…」「スポーツで世界が救えるのなら、とっくに救えている」

2021年5月10日 06時00分

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女子5000メートル決勝 4位の広中璃梨佳(右)と5位の新谷仁美

女子5000メートル決勝 4位の広中璃梨佳(右)と5位の新谷仁美

◇9日 陸上・東京五輪テスト大会 女子5000メートル(国立競技場)
 日本記録更新を公言していた新谷仁美(33)=積水化学=は自己ベストからも20秒以上も遅れる5位に終わり、「ビックマウスと書いてください。収穫はありません」と苦笑い。ただ、五輪開催への厳しい世論には「スポーツで世界が救えるのなら、とっくに救えている」。当たり前のように「スポーツの力」が強調されていることへの違和感を口にした。
 この日は国立競技場周辺で五輪反対を訴えるデモもあった。新谷は「ニュースで知った。五輪に関しては強行突破にしか思えないこともある。どういう意図でやろうとしているのか、私にも国民にも謎。怒っている人もいる」。五輪出場を決めている立場であっても、開催反対への理解を隠そうとはしなかった。
 「命より大事なものはない。人としては今年の五輪開催には反対だが、アスリートとしては答えが分からない。結構悩んでいる」。新谷はアスリートが経験したことがないような葛藤に苦しんでいる。
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