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大接戦を制した松浦悠士「裕友が頑張ってくれた。いいタイミングで仕掛けてくれた」清水に感謝【日本選手権競輪】

2021年5月9日 21時20分

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競輪の第75回日本選手権で優勝しカップを手に笑顔の松浦悠士

競輪の第75回日本選手権で優勝しカップを手に笑顔の松浦悠士

 東京・京王閣競輪のG1「第75回日本選手権競輪」は最終日の9日、11Rで決勝戦が行われ、清水裕友の逃げに乗った松浦悠士(30)=広島=が直線抜け出して優勝。2019年小倉競輪祭、20年名古屋オールスターに次ぐ3度目のG1制覇を果たした。大接戦のゴールは郡司浩平、佐藤慎太郎と3車の写真判定となり、まれに見る微差、微差の決着。2着の郡司はG1・3連続優勝の偉業を逃した。
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 最高峰のステージでもゴールデンコンビの結束力が揺らぐことはなかった。先行した清水の番手から抜け出した松浦悠士が鋭く伸びて優勝。昨年8月名古屋のオールスター以来3度目のG1タイトルをつかんだ。「(清水)裕友が頑張ってくれた。本当にいいタイミングで仕掛けてくれた」。2、3着とのわずかの差は、絆の差だったのかもしれない。
 郡司が関東勢を抑え込んだため、前受けから清水が果敢に先行。3番手を奪った郡司を警戒したが、直線まで清水に引っ張ってもらうとゴール目指して踏み込んだ。「最後は(佐藤)慎太郎さんの肘に引っかけて何とか勝てました」と苦笑い。2着郡司、3着佐藤までの着差は微差。タイヤ差にも満たないほどの激戦を制した。
 調子がいいわけではなかった。「ここを目標にやってきたが、広島の玉野記念と比べるとそこまでではなかった」。前検日、初日こそイメージに近いコンディションを維持したが、3月をピークに下降する状態を取り戻すにはほど遠かった。そんな不安を払拭(ふっしょく)したのが清水の存在だった。「どちらかが調子が悪くても、お互いに支え合っていける。家族に近いし、兄弟みたいなものかな。昨年よりもっと、いい信頼関係ができてます」と盟友のサポートに感謝を忘れなかった。
 これで年末のグランプリ出場権をゲット。優勝賞金の6956万円を上積みし早くも獲得賞金は1億円を突破した。「グランプリに向けて一走、一走頑張りたい。目標をひとつクリアしたので、G1戦線を(清水)裕友と中国勢で盛り上げたい」。さらに信頼関係を深めた強力コンビが、これからも力を示す。
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 ▼松浦悠士(まつうら・ゆうじ) 1990(平成2)年11月21日生まれ、広島市出身の30歳。168センチ、73キロ、胸囲91.5センチ、太もも60センチ、血液型はO。市立広島工業高校卒業。98期生として日本競輪学校(現養成所)に入校。2010年7月13日に熊本競輪場でデビュー。師匠は脇田良雄(66期)。ホームバンクは広島。主なタイトルはG1・競輪祭(19年・小倉)、オールスター(20年・名古屋)、日本選手権(21年・京王閣)。G2・ウィナーズカップ(20年・福井)。通算成績は951戦269勝、優勝は47回目。通算獲得賞金は5億3694万9511円。

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