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バッハ会長、来日見送りへ 橋本氏「厳しい」 五輪懐疑論に拍車

2021年5月8日 08時02分 (5月8日 08時03分更新)
 東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は七日の定例会見で、十七日からの日程で調整されていた国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の来日について「正直申し上げて、非常に厳しいのではないかと思う」との見通しを示した。東京都などに発令されている新型コロナウイルスの緊急事態宣言の延長が七日決定。宣言期間中の来日は困難とみられ、見送りの公算が大きくなった。
 五輪開幕まで八十日を切った段階でIOCのトップが開催国の訪問を断念する異例の事態で、大会開催に懐疑的な世論に拍車が掛かりそうだ。宣言期間終了後に、改めて大会本番前の来日を検討する可能性がある。
 バッハ氏は広島県での聖火リレーに合わせて昨年十一月以来となる訪日を希望。十七日に広島市でのリレーの式典に出席し、十八日には東京で菅義偉首相との会談などを行う方向で調整が進んでいた。
 しかし、国内では厳しい感染状況が続き、地域によっては医療体制が逼迫(ひっぱく)。五輪開催に否定的な声も強まっている。橋本氏は緊急事態宣言の延長で「その期間中にお越しいただくのは、バッハ会長に大変に大きな負担をお掛けする。非常に難しい」と述べた。
 広島県でも感染が拡大しており、湯崎英彦知事は七日に聖火リレーに関し「公道での実施は難しい」と述べ、代替案に言及した。

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