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緊急時ライフジャケットに 浜松の栄商会「ウクラン」商標を申請

2021年5月8日 05時00分 (5月8日 05時01分更新)
ランドセルを背負って水に浮く子どもたち=浜松市西区の市総合水泳場トビオで

ランドセルを背負って水に浮く子どもたち=浜松市西区の市総合水泳場トビオで

 メガネケースなどを製造販売する栄商会(浜松市東区)が作った水に浮くランドセルの体験会が六日、同市西区の市総合水泳場トビオであり、地元の小学生六人が体感した。商品名「ウクラン」として商標登録を申請中で、八月中の発売を目指す。 (高橋雅人)
 緊急時には空にして背負い、ふたを頭の上から腹側に回してベルトで固定する仕組み。児童たちは使い方の説明を受けた後で装着し、服を着たまま水深一・四メートルのプールへ。あおむけになって力を抜くと自然に体が浮き、こわばっていた顔にも笑みが浮かんだ。
 同市東小三年の渡辺帆純君(8つ)は「服は重かったけど、力を入れなくても浮いた」とびっくり。見守った父崇さん(43)は「いざというときにあれば安心だし、ライフジャケットのようで画期的。小学校を卒業してからもそのまま使えるのでは」と歓迎した。
 同小三年の岡見心春さん(8つ)は、東日本大震災での津波の映像を見たのをきっかけに参加した。「十年前に津波はたくさんの人の命を奪ったのを知って怖かったけど、これさえあれば身が守れるかもと思って、すごく安心しました」と希望を見いだした。
 体験会に協力した日本ライフセービング協会監事の古橋理さん(58)は「小学生に焦点を絞って開発していただいたのは非常にありがたい。ホイッスルも付いていて機能的に優れている」と絶賛。「南海トラフ地震に備えて普及していけば」と期待を寄せた。
 同社が四月に商品名を募集した際には六十件以上の応募があった。現在は最も多かった「ウクラン」を特許庁に申請中。吉沢隆社長は「名前が決まったら、そのまま発売にもっていきたい」と先を見据えた。

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