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<NAGANOワインのあした> (5)シードル生産

2021年5月8日 05時00分 (5月8日 05時00分更新)
シャンパンと同じ製法で造ったシードルを紹介する後藤さん=飯田市の喜久水酒造で

シャンパンと同じ製法で造ったシードルを紹介する後藤さん=飯田市の喜久水酒造で

 県内では、ブドウを原料としたワインだけでなく、リンゴを使った発泡性果実酒「シードル」の生産も盛んになっている。果実酒生産の歴史があり、リンゴの生産量は全国二位を誇る信州にぴったりの新定番だ。
 南信州で唯一の日本酒の蔵元として歴史を刻んできた酒造会社も、シードルの生産・普及に取り組んでいる。
 「日本酒に続く新たな柱に」と期待を込めるのは「喜久水酒造」(飯田市)の後藤高一部長。戦時中に飯田下伊那地域の三十七カ所の酒蔵が合同して誕生した企業だ。日本酒は市民に広く親しまれ、宴会の乾杯の定番の一つだ。そんな同社が近年、シードル生産を急速に伸ばしている。
 参入したのは二〇一六年。若者の日本酒離れに直面する中、度数が低くさわやかな発泡性の日本酒を造ろうと、炭酸を注入する機械を導入した。ほかにも大手酒造会社が本格的にシードル生産を始めた時期に当たり、「クラフトビールのような、リンゴ生産地ならではのご当地製品を」とシードルも手掛け始めた。
 こだわりは、原料とする地元産の新鮮なリンゴ。飯伊地域の契約農家九軒からリンゴを仕入れ、収穫期の十〜十二月に取れたてを仕込む。現在、生食用に適さないリンゴをジュースや...

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